「ハロウィンを楽しもう・・」45号

10月に入ると、お菓子売り場やショーウィンドーをハロウィンのモチーフが賑やか

に彩ります。ここ十数年で、ハロウィンは日本の年中行事としてもすっかりおなじみ

になりました。ちびっ子たちには「お菓子をもらえるうれしい行事」、若者たちには

「年に一度大騒ぎできるイベント」となっている感がありますが、その起源はとても

厳かなものです。今から2千年以上前に活躍したヨーロッパの先住民族・ケルト人の

暦では、10月31日は一年の終わり。そしてこの日には、ご先祖様の霊が家に帰っ

てくると信じられていました。日本のお盆と大晦日がまざり合った感じですね。さら

には収穫祭でもあり、ケルトの人々はごちそうと感謝を、ご先祖様にささげたといい

ます。ご先祖様の霊がこの世に戻ってくるとき、悪霊や魔女もやってくるとされたた

め、大きなかがり火をおいて供物をささげ、その火を家にもち帰り魔除けとしました。

やがてキリスト教がヨーロッパに広まると、10月31日のケルトのお祭りも姿かた

ちを変えていきます。キリスト教は、11月1日をすべての聖人を崇敬する祝日

「万聖節「All Hallows」とし、その前夜は「All Hallows’eve」’略して「Halloween

(=ハロウェイン)」と呼ぶようになりました。ハロウィンとなってもケルト文化を

受け継いでいこうと、人々はご先祖様の霊に仮装したり、供物をささげたりして、

弔いと感謝の気持ちをあらわしました。ハロウィンがガラリと変わるのは19世紀。

アメリカに伝わると、子供を中心とした楽しいお祭りになります。仮装はあの世と

この世を行き来できるミステリアスな異界の者に、供物はお菓子となり「トリック・

オア・トリート(お菓子をくれなきやイタズラするぞ)」のフレーズも生まれたんで

す。今日は仮装をしたり、お菓子を配ったり、楽しく過ごしてみませんか。\(^o^)/

長谷川

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